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自動車用電気機器に適したチップフェライトビーズとノイズフィルターの開発

  • 著者:村田
  • 発行::2021-01-04

村田製造株式会社(本社:京都県長岡峡市、代表取締役社長:村田恒夫)は、自動車用電気機器によるフィルター需要の高まりを受けて、電源用高周波チップの量産を開始しました。フェライトビーズ「BLM18DNシリーズ」(以下、本製品という)。


1.1。 R&Dの背景

近年、自動車業界は* 1自動車の高機能化、センサーとしての自動車用カメラの高品質画質、各種ECUなどがさらに開発されています。* 2接続された車両ネットワークは、以前よりも正確になりました。一方、ネットワークケーブルや電源ケーブルの配線重量も研究テーマとなっており、軽量化のために、データ伝送インターフェースで電力を組み合わせて同軸ケーブルで伝送するPoC方式(Power Over Coaxial)を実現しています。 。 PoC電源コンビネーションライン(バイアスT回路)には、高インピーダンス、高周波数、および大電流のコンポーネントが必要です。当社は、この目的に合わせてBLM18DNシリーズを開発しました。

この製品は、当社の磁性材料技術と内部電極形成技術を使用して、自動車回路に適した小型ノイズフィルターに必要な特性と信頼性を実現しています。



2.2。この研究開発製品の特徴

詳細な機能は次のとおりです。
  • 1GHz高周波帯域で高インピーダンス特性を実現
  • 最大定格電流1400mAに適しています
  • 村田の磁性材料技術は、高周波、高インピーダンスを実現し、1.6×0.8×0.95mm(長さ×幅×高さ)のサイズの大電流に適しています
  • お客様のニーズに合わせた4種類

表ノイズフィルター、チップフェライトビーズBLM18DNシリーズ

名前
100MHzで
インピーダンス
(Ω)
1GHzで
インピーダンス
(Ω)
最大DC抵抗
(Ω)
定格電流(mA)
85°Cで 125°Cで
BLM18DN151SH1
150(±25%)
400(±30%)
0.120
1400
900
BLM18DN221SH1
220(±25%)
650(±30%)
0.210
1000
650
BLM18DN381SH1
380(±25%)
1100(±30%)
0.325
850
550
BLM18DN601SH1
600(±25%)
1500(±30%)
0.435
700
450

適用温度範囲は-55〜125℃


3.3。将来の開発

将来的に自動車がより機能的で電気的な機器になるにつれて、自動車用電子部品に必要な性能がさらに向上することが期待されます。今後も研究開発を継続し、お客様のニーズに合わせた小型で温度特性が保証された製品を発売していきます。

* 1
Advanced Driving Assistance Systemの略:Advanced Driving Assistance System
* 2
電子制御ユニットの略称:自動車の電子制御ユニット