2020年9月15日
TDK Corporation(TSE:6762)は、自動車用の高周波帯域を開発しました*MHF1608シリーズのノイズ抑制フィルターは2020年9月に量産されます。
ノイズ抑制コンポーネントは、カーオーディオ、ナビゲーション、バッテリー監視システムなどの自動車用電子制御回路の信号線で使用されるコンポーネントです。信号伝送経路は、伝導ノイズや放射ノイズの影響を受けることが多く、これらのノイズを制御するために、通常、数十MHz〜数GHzの高周波をサポートするチップビードを挿入します。
現在開発されているMHFシリーズは、新開発の高損失高透過性フェライト材料を使用しており、300(kHz)〜30(MHz)の高インピーダンスを発生し、上記範囲以下の周波数帯でも高インピーダンスを発生します。同時にノイズを制御します。この製品を使用して従来のチップビーズを置き換えることで、メーカーは使用するコンポーネントの数を減らすことができます。この製品の温度範囲は-55℃から+ 125℃で、AEC-Q200に準拠しています。
今後、TDKはMHFシリーズのラインナップをさらに充実させ、よりコンパクトな電子機器へのご要望にお応えし、各種自動車機器のノイズ抑制を向上させていきます。
タイプ | インピーダンス [Ω]タイプ 1MHz未満 |
インピーダンス [Ω]タイプ 10MHz未満 |
インピーダンス [Ω]タイプ 100MHzで |
DCインピーダンス [Ω] マックス |
定格電流 [㎃] マックス |
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MHF1608BAC352ATD25 | 380 | 3500 | 1600 | 1.8 | 170 |
MHF1608BAC252ATD25 | 280 | 2500 | 1800 | 1.6 | 200 |
MHF1608BAC182ATD25 | 220 | 1800 | 1800 | 1.4 | 250 |
MHF1608BAC601ATD25 | 80 | 600 | 1200 | 0.6 0.6 | 350 |