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無線送電装置用金属端子タイプMLCC-自動車および汎用

  • 著者:村田
  • 発行::2021-01-04


要旨

村田製造株式会社は、温度補償C0G特性を備えた金属端子を備えた自動車用多層セラミックコンデンサのKCMシリーズと、金属端子を備えた汎用多層セラミックコンデンサのKRMシリーズを商品化した。私たちの主な目標は、電気自動車や産業機器のワイヤレス電力伝送(WPT)に使用することです。* 1)システムのLC共振回路など。 2019年8月より量産を開始します。


補足

ワイヤレス電力伝送(WPT)技術も開発され、電気自動車や産業用自動パレットの分野で実用化されています。これらの分野では、距離が長くなると伝送効率が低下しにくいため、磁気共鳴を利用した無線電源が懸念されています。磁気共振方式では、電源側と受信側にコンデンサを挿入してLC共振回路を形成します。共振コンデンサには数キロワットから10キロワット以上の大きな電力がかかるため、損失が少なく発熱性が低く、温度や電圧による容量の変化が小さい必要があります。
今回開発したC0G特性の金属端子タイプ多層セラミックコンデンサは、損失特性の少ないセラミック材料を使用し、温度や電圧の印加による容量変化が少なく、金属端子も低損失です。材料、共振コンデンサーに最適。


製品説明

自動車での使用
((製品一覧
一般的用途
((製品一覧
モデル(例)
KCM55V5C2J543JDL2#
KRM55V5C2J543JDL2#
形状
製品概要/形状, 自動車用KCMシリーズ, 一般用KRMシリーズ
大きいサイズ
6.1±0.4mm
Wサイズ
5.1±0.3mm
Tサイズ
6.2±0.4mm
金属端子幅e
0.9±0.2mm
製品ラインナップ
  • 動作温度範囲:-55°C〜 + 125°C
  • 定格電圧:630Vdc
  • 容量値:15nF〜54nF
  • 温度特性:C0G特性(0±30ppm /℃)


用語の説明

* 1。
WPT: ワイヤレス電力伝送/伝送。ワイヤレス電源、ワイヤレス電力伝送、非接触電力伝送などと呼ばれます。