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150°Cの高温用の自動車用イーサネット用のコモンモードチョークコイルの商品化

  • 著者:村田恒夫
  • 発行::2021-01-04

村田製造株式会社(本社:京都県長岡京市、代表取締役社長:村田恒夫)が数日前に車載用イーサネットを発売する* 1(100BASE-T1* 2)コモンモードチョークコイル(以下、CMCC)、動作温度範囲-55℃〜+ 150℃に対応する製品「DLW32MH201YK2」(以下、本製品)が商品化されています。そして、2019年12月に量産を開始します。

近年、自動車の高機能性により、ADASに直面* 3自律走行を待って、ECUを車に搭載* 4それに接続されるネットワークとして、車載イーサネットなどの差動伝送がますます採用されています* 5高速インターフェースの方法は増え続けています。このような状況下、エンジンルームなどの高温環境で使用できる部品の需要も高まっています。

この製品は、温度変化に伴う応力を吸収できる金属端子の完璧な組み合わせ、専用素材、製品設計を採用しています。従来製品の-40°C〜 + 125°Cの動作温度範囲と比較して、過酷な温度環境で使用できる-55°C〜 + 150°Cの温度範囲。また、製品の小型化を維持することで、ECUをより広いエリアに展開できます。

今後も、市場のニーズに応え、自律走行の基本技術のひとつである車載通信網の充実に貢献する製品を開発していきます。



この製品の主な機能

  • サポート車両イーサネット(100BASE-T1)
  • -55°C〜 + 150°Cの動作温度範囲を達成
  • 1210サイズ(3.2mm✕2.5mm)
  • AEC-Q200をサポート* 6
  • 定格電圧80Vに適しています



製品情報

巻線コモンモードチョークコイル
DLW32MH201YK2
詳細な製品情報については、ここをクリックしてください。



関連ウェブサイト

車両ネットワークのCMCC選択ガイド
選択ガイドはこちらをご覧ください。



* 1 カーイーサネット:自動車で使用されるコンピューターネットワーク標準の1つ。
* 2 100BASE-T1:UTP(シールドなしツイストペアケーブル)、最大100Mbpsのデータ伝送速度を備えた車載通信規格。
* 3
高度な運転支援システム:高度な運転支援システム。
* 4 電子制御ユニット:車の電子制御ユニット。
* 5 差動伝送:2本の信号線を使用して信号線間の電圧差を使用して送信する方法。
* 6 AEC-Q200:AEC(Automotive Electronics Council)によって設定された標準の1つ。