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組み込みの世界:ルネサスがイーサネットコントローラーをRJ45ソケットに内蔵

Renesas-RJ45-Ethernet-module

ルネサスは、RJ45コネクタ内にProfinetインターフェース全体を構築することにより、産業用コントローラを目指しています。関連するソフトウェアの準備が整うと、EtherCATおよびEtherNet / IPバージョンが続きます。

ハードウェアには、産業用イーサネットプロトコルスタックをサポートするソフトウェアが付属しています。

同社によれば、I-RJ45と呼ばれる、「センサーとトランスミッター、ゲートウェイ、オペレーター端末、リモートI / Oなどのさまざまな産業用ネットワークスレーブアプリケーションをサポートすることで産業用イーサネットの統合を簡素化する」シングルポートとデュアルポートのバージョンがあります。 「ソフトウェアパッケージとサンプルコードは、追加の初期費用や複雑さなしにアプリケーションを構築するためのツールとフレームワークの完全なセットをシステムメーカーに提供します。」

Renesas-RJ45-Ethernet-module最初の製品には、事前認定されたクラスBバージョン2.3.4 Profinet実装が含まれています。

SPIインターフェースは、モジュールとホストプロセッサ間の物理リンクを提供し、API(アプリケーションプログラマブルインターフェース)はソフトウェアリンクを提供します。

ハードウェア的には、シングルポートバージョンは同社のRX64Mマイクロコントローラーに基づいており、デュアルポートモジュールにはR-IN32M3産業用イーサネット通信チップが含まれています。

動作は-40〜+ 70℃で3.3Vです。モジュールは、50 x 17.5 x 12mm(シングル)および50 x 35 x 12mm(デュアル)です。

この会社は、社内のSynergy S7スターターキットのアプリケーション例のソースコードと、PROFINET GSDファイルのソースを提供する予定です。

開発用に、標準のArduinoおよびPmodインターフェースも備えたアダプターボードにはんだ付けされた製品のシングルまたはデュアルバージョンのキットがあります。 SynergyやRXなどのルネサスMCU開発ボードにも接続します。キットには、クイックスタートガイド、USBケーブル、ソフトウェアとドキュメントが収録されたCDが含まれています。

Renesas-RJ45-Ethernet-module

I-RJ45イーサネットモジュールのサンプルは現在入手可能で、量産はQ3に予定されています。キットは2018年4月に予定されています。